セキュリティエンジニアは、コンピューターシステムへの外部からの侵入防止や内部からの情報漏洩の防止等、情報セキュリティに関する業務を担うエンジニアである。益々高度化・複雑化するコンピューター社会で、幅広い知識と技術が求められる職種でもある。この職種は単にコンピューターシステムの範囲にとどまることなく、あらゆる分野の情報管理のリスク低減を担う人材として社会的ニーズも高く、就職や転職市場でも高く評価され人材募集が絶えない。
初めからセキュリティエンジニアを目指す者もいるが、他のエンジニア職の知識と技術や経験を活かしてセキュリティエンジニアへとキャリアアップしてくる者もいる。そのようなことが可能な専門職であり、人気が高い資格だ。そこでセキュリティエンジニアに関する資格について、簡単に紹介しよう。

セキュリティエンジニアに関する資格には、シスコ技術者認定とCompTIA Security+や、ネットワーク情報セキュリティマネージャーと公認情報セキュリティマネージャーや情報処理安全確保支援士等がある。
シスコ技術者認定はネットワークの設計から運用サポート迄の能力を評価する技術者だ。CompTIA Security+はセキュリティ管理等を行う上での、基本的技術と知識を評価する国際資格である。
ネットワーク情報セキュリティマネージャーは、サイバー攻撃等に対処する為の専門家を育成するのに設置された資格である。
また公認情報セキュリティマネージャーと情報処理安全確保支援士は情報セキュリティの専門能力を評価する、前者が国際資格で後者が国内資格である。
これらのセキュリティ関連の資格取得は、情報化社会に欠かせない仕事に就くための有効な手段だと言えよう。